アメリカではメディカルフードとして市民権を得ている「サルコトロピン」ですが、日本ではまだまだマイナーな存在です。
初めて名前を聞いた!という方も多いのでは?私も実はそうなんです。

ここでは、サルコトロピンの働きについて一緒に調べてみましょう。

「サルコトロピンの主成分はGHRP-2」


サルコトロピンというのは、2010年にアメリカのPROSOMA社が開発した栄養補助食品の製品名です。
主成分は、成長ホルモン放出ペプチド(GHRP-2)です。

サルコトロピンを摂取すると胃で消化され、主成分GHRP-2は小腸で吸収されます。

吸収されたGHRP-2は血液の流れに入り込み、脳に運ばれていきます。
ここで脳の下垂体という部分に「成長ホルモンをもっと出しなさい!」と働きかけます。
その結果、成長ホルモンがたくさん出るようになります。

ここからはもうちょっと難しい話になるのですが、少しお付き合いくださいね。

成長ホルモンの分泌を促すのは、「Growth hormone releasing hormone」(略称GHRHまたはGRH)といって、
成長ホルモン放出ホルモン」とか「ソマトクリニン」などとも呼ばれています。

要するに、成長ホルモンをもっともっと出しなさい!と応援してくれる応援団です。

GHRHは脳の中の視床下部弓状核の神経細胞(ニューロン)で作られています。
視床下部では、GHRH以外にも副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)や、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)や性腺刺激ホルモン(LH、FSH)といった、さまざまなホルモンが作られています。

このGHRHが視床下部の中の正中隆起という部分にある神経分泌神経から下垂体門脈血中に放出されると、たちまち、脳下垂体前葉の成長ホルモン(GH)分泌量がアップするという仕組みになっているんです。
では、成長ホルモンの分泌量がアップすると、どんなことが起こるのか?というと・・・

急にグンと背が伸びる!・・・訳ではありません。
大人になった私たちには、それよりもっと嬉しいことがたくさん起きるんです。

〔POINT!! 成長ホルモンが増えるとどうなる?〕

  • 体脂肪が減って、痩せやすくなる
  • 睡眠の質が上がり、不眠症が解消される
  • コラーゲンが増え、肌や髪、爪を美しく保つことができる
  • 疲労から回復する力がアップする
  • 骨密度がアップし、骨折しにくくなる
  • 肌のたるみや小じわなどにアンチエイジング効果を発揮
  • 筋力が増強し、疲れにくくなる

つまり、目に見えるところから、目に見えないところまで、私たちの体の隅々まで底上げしてくれるんですね。
その他にも最近の研究では、成長ホルモンの分泌量がアップすると、性的欲求が低下するのを防いだり、血糖値の異常を改善させたりすることも分かってきました。これは私も知らなかったです。成長ホルモンってすごい!!