サルコトロピンが、成長ホルモンの分泌を増やす仕組みをお分かりいただけたでしょうか?

ここでは、その仕組みを、もう少し詳しくお話しますね。
成長ホルモン

  • 成長ホルモン(GH)は、脳の下垂体の前葉から分泌される、ホルモンの一種。
  • ※下垂体は、脳の下の方(両眼の奥)に位置する、小指の先ほどの大きさの脳組織の一部です。

  • 成長ホルモンをどのくらい分泌するのかは、視床下部が調節しています。
  • ※視床下部は食欲や体温、生活リズムの調節も担当している組織。

  • 成長ホルモンの分泌は、栄養や睡眠、運動など体の内外から色んな影響を受けますが、成長ホルモン放出ホルモン(Growth Hormone Releasing Hormone:GHRH、別名ソマトクリニン)と、成長ホルモン放出抑制ホルモン(Growth Hormone Inhibiting Hormone:GHIH、別名ソマトスタチン)という2つのホルモンの分泌パターンと分泌量によって最終的に決定されます。

〔POINT!! 成長ホルモン分泌のポイント〕


GHRH(ソマトクリニン)は成長ホルモンの分泌を促進させ、GHIH(ソマトスタチン)は分泌を抑制する。この相反する二者のバランスによって、最終的に成長ホルモンがどのくらい分泌されるかが決まる!!
☆ちなみに、成長ホルモンの分泌促進役としてはアミノ酸の一種「アルギニン」も有名ですね。アルギニンはソマトスタチンの分泌を抑制するので、相対的に成長ホルモンの分泌がアップするんですね。

『サルコトロピンの主成分はGHRP-2』

一方、サルコトロピンの主成分はGHRP-2と呼ばれています。GHRP-2はGHRH(ソマトクリニン)の分泌を促進するので、相対的に成長ホルモンが増えるという仕組みなんです!
☆実は、日本では、GHRP-2は成長ホルモン分泌不全症を診断するお薬として、2004年に製造承認が取得されているんです。成分の名前は「塩酸プラルモレリン」といいます。脳の下垂体から成長ホルモンが正常に分泌されているかどうかを検査するためのお薬なので、投与すればほぼ確実に成長ホルモンの分泌量が上がるらしいですよ。

もちろん、成長ホルモンの分泌量が増えても、急に背が伸びたり、体重が増えたりする訳ではありません!
老化現象に悩まされる方にとって、総合的なアンチエイジング効果があるのではないかと期待されています。